ちょっと今から仕事やめてくる 北川恵海(著) メディアワークス文庫

はじめに

久しぶりのブログ更新です。3 日坊主になることは予想していましたが、まさか 2 日しか続かなかったとは…
まあ、2 日坊主も 10 回やれば、20 回ブログ更新をしたことになるので、それでいいかな。一応、更新をしていない間も本は読んでいたんですけどね。

感想

ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)

今回は「ちょっと今から仕事やめてくる」という小説を読みました。第21回電撃小説大賞メディアワークス文庫>賞で、前からちょっと気になっていた小説です。
内容としては、ブラック企業にこき使われて疲れ果てた主人公が「ヤマモト」と名乗る男と出会ったことで、人生観を変えていく話です。主人公は、ヤマモトと出会うまでは、どんなに辛くても今の会社をやめてはいけないと考えていたのですが、徐々にその考えを改めていきます。ヤマモトには謎な部分が多いのですが、物語の終盤でどんな人物なのかわかるって感じです。
感想としては、ちょっと展開が読めてしまう部分もあって、退屈に感じてしまったと時もありましたが、全体としてはとても面白かったです。ヤマモトが仕事で心身ともに疲れ果てた主人公に対して、無理して働く必要はないと言って励ましていくのですが、それは私自身にも励ましの言葉になりました。別に仕事で悩んでいるわけではないですが、今後の人生を考えたとき、苦しい時は逃げるという選択肢も視野に入れとくことはいいことかなと思いました。ブラック企業問題がニュースで取り上げられることもありますが、会社を辞めるという行動も自分を守るために考えていいのかもしれませんね。しかし、本作では主人公を罵倒しまくる上司が出てくるのですが、今後私の周りでそのような人物に出会わないこと祈ります。メンタルが貧弱なんで、すぐにダメになっちゃいそう…。また、この上司みたいな人間にならないようにしたいですね。

以上です。次は何読もうかなー